クラスについて
午前クラス(9:00~12:30)と午後クラス(13:10~16:40)があります。1クラスは20人程度です。
| コース | 修業時間 | 入学時期 | 修業期間 | 収容定員 | クラス |
|---|---|---|---|---|---|
| 就職2年コース | 9:00~12:30 | 4月 | 2年 | 20名 | 1クラス |
| 13:10~16:40 | 4月 | 2年 | 20名 | 1クラス | |
| 合計 | 40名 | ||||
| 就職1年6か月コース | 9:00~12:30 | 10月 | 1年6か月年 | 40名 | 2クラス |
| 13:10~16:40 | 10月 | 1年6か月年 | 20名 | 1ラス | |
| 合計 | 60名 | ||||
授業について
入学から卒業までの期間に応じて、7段階のレベルに分けて学習します。
- 初級A1
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授業数:10週 × 20時間
- 簡単な日常の語句の意味を正しく使用し、相手の努力を借りたり相手の助けを導いたりしながら、料金の支払いや禁止事項の確認買い物のアドバイスなど、自分のしたいことや聞きたい情報について正確に伝えられる。
- 日本語での単純な指示に従って、締め切りやルールを守りながら一つ一つの生活タスクをクリアすることができる。
- 初級A2
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授業数:10週 × 20時間
- 自分の生活範囲の中で使われる基本的な語彙を理解し、日本人同士の日常会話がある程度聞いて理解できる。
- 日本人から話しかけられても(ゆっくりと確認しながらでも)答えて日常生活に関する情報交換に応じることができる。
- 地域で目にする短い文で書かれた案内や看板もある程度読むことができ、それがある理由や前提について質問し答えを得ることができる。
- 初中級A2
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授業数:10週 × 20時間
*A2クリアとB1前半を目標とするレベル。- JLPTN4に合格できる聴解力と漢字を含む語彙力を身に付け、実際の問題文を確実に読み進められる。
- 基本的な接続を理解し、短い複文を作って友達や知人、日本語学校の教員ともメッセージ交換(読む・書く・入力)ができる。
- 直接関係がある領域であれば、専門的な説明文や案内文を見て情報をスキャン・スキミングして大意を理解し、一人でも自分に必要な行動をとることができる。
- 初中級B1
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授業数:10週 × 20時間
- アルバイト先の同僚や学校の先生、または日ごろよく顔を合わせる地域住人の方であれば、日常会話として自分の経験や直近の出来事、職場で起こった問題に対する意見、個人的な旅行や学校行事の計画について日本語でスムーズにやりとりをしながら伝えることができる。
- 母国の文化、日本の文化との差異などのトピックについて、1分程度の説明ができる。またそれに対する質疑にも的を得た応答ができる。
- 中級B1
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授業数:10週 × 20時間
- JLPTN3で合格できる聴解力と漢字を含む語彙力を身に付け、実際の問題文を確実に読み進められる。
- どんな日本人が相手でも自分の専門分野、興味関心の高い分野のトピックであれば、わからない言葉を随時確認しながらスムーズに会話を進めることができる。
- 自分たちで調査したことを、グループ内で「他者の意見を聞く・聞き出す」力と「書く(入力」力を使ってまとめ、2分程度のプレゼンテーションができる。
- 中級B2
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授業数:10週 × 20時間
- 会話相手が熟達した日本語話者の場合でも緊張せずに、相手の発話が自然なスピードでも言いたいことを理解しながら質問や確認ができる。
- 見聞きした内容の時制を正確に理解しそこに至った経緯を踏まえて説明したり質問をしたり(議論)できる。
- 漢字の意味や使用場面、その文法とともに使う語彙などから、わからない文法や初めて聞いた表現をある程度予測することができる。
- 中上級
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授業数:10週 × 20時間
- JLPTN2の聴解問題が理解できる聴解力と語彙力を身に付け、実際の問題文を予測しながら読み進められる。
- お客さんや会社の上司・同僚、友達など、会話の相手によって敬語や普通系、感じのいい自然な言葉遣いなどの発話のチャンネルを使い分けられる。
- 専門分野であれば議論の中で、情報・事実を例として挙げながらテーマについての自分の視点や意見を相手に伝えられる。
- また専門分野でない話題であっても相手の意見や説明の主要点を理解し対話(質問と確認)を続けられる。また、意見を求められた時に、自分の身近なものに置き換えて根拠とともに自分の意見が伝えられる。
評価と修了要件
学習の評価は、試験評価、パフォーマンス評価、自己評価、相互評価に基づいて行う。これらの評価法を科目ごとに組み合わせ、規定の配分率に応じて得点を算出する。成績は、得点に基づき、S、A、B、C、D、Fの6段階で示す。D、Fは不合格とする。
修了要件として、最低でも1140単位時間の授業に出席した上で、すべての評価においてC以上を得る必要がある。
進路指導について
本校では、就職コンサルタントとしての経験を持つ専門の職員による就職ガイダンスの実施、個別相談や、市との連携による企業説明会等のイベントなど、就職へ向けた支援体制を整えています。
(1)入学時オリエンテーション(4月)
- 日本での就職の現状や就労のための在留資格、企業が求める日本語能力など、日本で就職するための基礎的な知識を身に付けます。早期から就職に関する準備をしましょう。
(2)就職ガイダンス
- 自己分析や業界研究などのワークショップを通じて、希望する就職先を具体的にしていき、履歴書や面接など、実際の就職活動の準備まで取り組みます。
(3)合同企業説明会(8月、10月)
- 外国人を受け入れたい企業が集まり、採用や仕事についての説明会を行います。
(4)留学後就労している先輩との交流会(3月)
- 地域で働く外国人の方々と話をする機会です。積極的に話を聞きましょう。
(5)業界・職業についての講演会(7月)
- 実際に働いている方の話を聞き、知識を深めます。
(6)インターンシップ説明会
- インターンシップの受け入れを希望する企業について、説明します。働くことや自己理解を深める機会として、利用しましょう。
(7)ハローワーク就職合同面談会
- 唐津市の企業の理解を深めることを目的に企業の採用担当の方からの企業説明会と交流会を実施いたします。ご自身の就職の視野を広げる機会として、参加しましょう。
(8)個人面談
- 専門の職員が、個別に希望や相談を聞きます。母語での支援もあるので、気軽に話せる環境です。
就職先について
本校は、市内にある、外国人を受け入れたい複数の企業と協力関係を築いており、求人情報を豊富に揃えています。求人情報は、学生相談室や廊下に常時掲示してあるので、手軽に情報を集めることができます。また、学校のグループ企業の協力により、市内だけではなく、ほかの地域での就職も支援しています。
例:株式会社まいづる百貨店、天生水産株式会社、株式会社ヨシムラ
在留資格「特定技能 飲食料品製造業及び外食業」を取得して働くことを希望する方を対象とした求人が中心です。「特定技能」でできる仕事には次のようなものがあります。
- 飲食料品製造業:食品製造・加工、食品製造業、清涼飲料製造業、小売業での製造
- 外食業:レジ打ちや店頭での販売業務、陳列や品出し業務